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4.1 一般要求事項

組織は、環境マネジメントシステムを確立し、維持しなければならない。その要求事項は、この4.全体で述べられる。

1. 最高経営層の意思表明

環境マニュアルや手順書等が完成するとあたかも環境マネジメントシステムが確立(構築)されたと錯覚しやすい(そう思いたいですけどね・・・)のですが、あくまでも机上での到達点であって環境マネジメントシステムの完成にはまだまだほど遠いのです。 作成した環境マニュアル、手順書どおりに実際に事が進むのかと言えばそんな簡単なものではありません。自分の組織に浸透するシステムなのかどうか見極め、適切で妥当で有効なシステムに作り上げていかなければなりません。

実はこのことの方が文書作成よりも非常に難しく、問題が多発することが多いのです。しかも、経営者・役員・部課長を含めた全従業員に責任・権限・役割を分担させながら、全社一丸となって取り組まなければならないのですから当然です。 全社・全従業員を総動員するためには、何と言っても最高経営者(例えば、社長など)の天の声が必要です。「みんなでやるぞ!」といったコミットメントとキックオフ宣言は欠かせません(このときの意気込みを継続させることがもっと重要です!)。 ISO14001認証取得活動に取組むに当たって上層部(経営層及び管理職以上)の人たちに経営者向けISO講習会にでも参加してもらい、決意を新たにしてもらうということも場合によっては必要かもしれませんね。

2. 初期環境調査

JIS Q 14001(ISO14001)の要求事項にはないことですが、環境マネジメントシステムの構築に先立って「初期環境調査(初期環境レビュー)」を実施しておいた方が後々のことを考えると良さそうです。 審査機関によっては初期環境調査の実施を求められることがありますし(欧州系審査登録機関)、環境方針、該当する環境関連法規制の特定、環境側面の抽出、過去の環境事故等のタネを撒いてくれるはずです。 JIS Q 14004には初期環境調査において調査することが望まれる項目例が挙げられていますので、それらを参考にするのも良いかと思います。ちなみに当方で調査した項目を次に挙げておきます。

●適用範囲内にある事業所のサイト図(建物のマップと施設・設備・排水経路などの配置を書き込んだもの、周辺の状況が分かる地図)
●購入材料の一覧
●購入先・外注先の一覧
●関係のありそうな環境関連法規制の一覧
●今までに受付けた顧客や周辺地域からの環境に関する苦情・要望

また、初期環境調査でしっかりやっておけばよかったと今になって思う項目は、

●廃棄物(一般、産廃、特管物)の種類と量
●行政等への必要届出の調査(提出済み分を含む)
●下水等の水質調査

です。

★ヤッスー部長より一言★

組織トップからの天の声と認証取得に向けた意気込みは後々の活動の状況を非常に左右する要因の1つになります。実作業に就く従業員の士気、やる気に大きく影響するからです。当方では明確な意思表示がなされないままに取得活動に入ってしまったため、「今、ISO9002の活動をやっているんでしょ?」などという声もちらほら出てくるという始末。 これは取りも直さず、環境活動が一部の人間だけで行なわれてしまっているという実態をも浮き彫りにしています。このような状況に陥らないためにも全従業員に対して環境活動にこれから取組むんだという強い意思を表明し、活動への全員参加を促しましょう。

初期環境調査は審査員が要求しようとしまいとに関わらず実施しておいた方がよいと考えます。環境的な状況を常に把握している組織ならば取り立てて実施する必要もないでしょうが、初めてこのような活動に取組む場合には現状がいったいどうなっているのかを把握するためにも是非やっておくべきでしょう。

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